洞窟

SRTは洞窟探検用の技術として開発されました。

現在運用されているロープアクセス技術はこのSRTを祖とします。

PETZL創始者のフェルナンド・ペッツルは熱心な洞窟探検家でした。

私も学生時代、SRTを使った縦穴探検に熱中しました。

今でもご縁があれば洞窟に入ることがあります。
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学生の時からたびたび入っている洞窟でしたが、今回は洞内滝をスロープチロリアンで回避するバージンルートを開拓しました。

もう失くしたと思っていた洞窟探検のパッションが少し顔を覗かせました。
2022/04/08 10:25 Update

橋梁点検お手伝い

橋梁点検のお手伝いに伺いました。

鉄道をまたぐ跨線橋の調査でした。

調査することができるのは、終電が終わって電線の送電が止まってから、始発のために送電が始まる間の深夜3時間ほどです。

時間との戦いです。

とはいえ安全第一!!

跨線橋はいつもピリピリした雰囲気が漂います!
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2022/03/27 10:29 Update

SRT講習 橋梁アドバンス編

優秀な消防官の方お二人においでいただきました!

2ライン系の技術は熟練のロープユーザーさんでおられました!!

橋梁に特化した技術を習得するためにおいでいただきましたので、橋梁点検の実務の現場にお連れしました。
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お伝えすることをスポンジのように吸収してくださいます!

あまりにも優秀でおられるので、確保していただいた時間が余ってしまいました。

残った時間でオンロープレスキューを少しご体験いただきました。
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熟練の消防官の方々に手ほどきさせていただき、名誉に思います。
2022/03/16 0:52 Update

SRT講習 橋梁編

関東からお若いお二方に講習においでいただきました。

普段はガラスクリーニングのお仕事がご専門でおられますが、将来的には橋梁のお仕事も視野に入れておられるご様子。

おそらく橋梁でしか使わないであろう凝ったテクニックを手ほどきさせていただきました。

鉛直面でのロープ技術はご専門でおられるので、基礎的なことはすっ飛ばして、斜め方向や水平移動、天井面へのアクセスなど、面白いところをドンドンやっていただきました。
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会社のお名前が「テントウムシの花束」という意味のフランス語?なのだそうです。

うちもそんなオシャレな屋号にすればよかったです(笑)。
2022/03/07 9:41 Update

引張破断試験

ロープに結び目を作ると、そこで一定量の強度が失われるといわれています。

それも結びの種類によって強度が異なるといわれています。

結びを作った後のロープの残存強度は、ダブルフィギュアエイトノットオンアバイトは70%、アルパインバタフライノットは45%というデータをなんとなく「そんなもんかなぁ」と思っていました。

確かめました。

ワイヤープラーで張力を発生させ、ロックエグゾチカの張力計で計測しました。
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意外な結果が出ました。

なんと、アルパインバタフライノットはダブルフィギュアエイトノットオンアバイトよりも強い。
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ダブルフィッシャーマンズベンドはトリプルフィギュアエイトリトレースベンドよりも強い。
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オーバーハンドリトレースベンドはフィギュアエイトリトレースベンドよりも強い。
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一部例外はあるものの、総じてオーバーハンド群の結びはフィギュアエイト群の結びよりも強い。

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原因は、

1.荷重ロープ屈曲部の曲率

2.結び内部への力の流動度

と考えます。

ロープ屈曲部が抱くロープの数が多いほど曲率が下がり、強度が出る。

ダブルフィギュアエイトノットオンアバイトの屈曲部が抱くロープは2本、アルパインバタフライノットの屈曲部が抱くロープは3本なのでアルパインバタフライノットの方が強度が大きい。


フィギュアエイトリトレースベンドはオーバーハンドリトレースベンドに比べて屈曲部後方の摩擦面積が大きいので、屈曲部に応力が集中するように思います。

なので、引張応力の大部分が後方に流動するテンションレスヒッチが最大の強度が出ることが理解できます。

今回の試験で、常識と思っていたことがくつがえり、目から鱗が落ちました。

「偉い人が言ってた」とか「有名な本に載ってた」はエビデンスにはならないことを改めて認識しました。

たとえ強度が低くても、ほかのメリットがあれば採用の要件になろうかと思います。

フィギュアエイト群はオーバーハンド群に比べて、荷重後解きやすいメリットがあります。

強度と、解きやすさやロープ消費量などの条件を天秤にかけて、支払うリスクと受け取るメリットのバランスを考えて採用するべき結びを、「自分で」選ぶべきと考えます。
2022/02/19 9:01 Update
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