ホーリング その一

さて、要救助者まではアプローチできました。

次は引き上げです。

まず引き上げ用のロープがあり、ロープユーザーがもう一人いる場合はどうでしょうか?

一方のロープユーザー(ロープユーザー1)は要救助者にレスキューハーネスを履かせ、引き上げのブレーキラインを作ります。

もう一方のロープユーザー(ロープユーザー2)は、橋上で引き上げのリギングを組みます。

はしご車があって、ディビエーションポイントの梯子の強度が要救助者の2倍の荷重と救助者の体重の合計に耐えられれば、

ディビエーションポイントを高欄(てすり)の外側に取れます。

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ロープユーザー2は橋上で引き上げを行い、それにあわせてロープユーザー1はブレーキラインを制動します。

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要救助者が水面から十分離れたら、ロープユーザー1は登高し、はしご車のディビエーションポイントまで移動します。

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要救助者がディビエーションポイントまで引き上がったら、ディビエーションを徐々にリリースし、要救助者を橋上に引き込みます。

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エレガントですね。
2015/11/20 14:29 Update
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