SRTスタンダード編 テキスト追補

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年度末の繁忙期がひと段落したので、かねてから書きたかった項目を追加しました。

現在世の中で使われている様々なロープシステムと、そこで使われているロープの種類・特性についてです。

「すべてのロープシステムを正確に定義したい」というのではなく、「あなたが使うSRTとはいろんなロープテクニックの中でこのような位置づけにあるのですよ」というのを受講いただく方々に解説したいと考えました。

オリジナルのアイデアは、蠧本空糸の伊藤代表にお教えを頂きました。
https://www.japansoraito.co.jp/index.php

なんと今回の追補改定で、スタンダード編の教本は300ページを超えてしまいました!


さて、追補の内容ですが、様々なロープのテクニックは、主に4つの条件の組み合わせのどこかに位置するというものです。

条件は、ポイント数、ライン数、モビリティー、ノット数です。

なかにはテクニックとしての名前が付いていないものもあります。

1L1P0K.jpg1L1P1K.jpg1L2P1K.jpg1L2P2K.jpg2L1P2K.jpg2L2P2K.jpg2L2P4K.jpg

SRTは2ポイント、1ライン、FIX、2ノットのテクニックということができます。
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同様に、レスキュー時のSRTホイストや遠隔支点に対するチョークヒッチリギング、DRT、DdRT、PETZLなどの産業用ロープアクセスなども同様に分類することができます。
ロープテクニック表.jpg

ホイスト.jpg遠隔リギング.jpgダブル下降.jpgダブル登高.jpgDdRT.jpg産業用ロープ.jpg

ひとつのロープシステムに固執することなく、状況(自分がどのテクニックに習熟しているか、使用できる装備の量と種類、緊急性の程度、アンカーが完全に堅牢であるか、など)に合わせてラインやポイント、ノット、アンカーを増減させ、必要な時間・労力と受け取るリスクのバランスを考えて臨機応変にロープシステムを選択・構築することが大切であると考えます。

今のところ、橋梁調査などの難所アクセスにおいては、SRTと、ホイスト、チョークヒッチリギング、DRT、産業用アクセスとのハイブリットは成功・運用しています。

しかしながら、DdRTでは使用するロープが異なるので、そう簡単にハイブリットというわけにはいきません。

まずロープの構造や特性の相違から頭に入れておく必要があると考えています。

ロープに関してもある程度分類を試みました。
ロープ体系.jpg

DdRTの長所をうまく取り入れることができれば、と考えています。

今回、多くの追補を行いました。古いテキストをお持ちの方はご連絡ください。

最新のテキストをPDFで差し上げます。

最新版は2021/02/21のファイルです。
2021/02/21 14:15 Update
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