MAOシステム

要救助者を連れてロープを登高することができるMAOシステムの組み方にはいくつかバリエーションが考えられます。
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使用するプーリーがFIXE型かスウィングスライド型かと、プーリーを接続するのがハンドアッセンダーのトップホールかボトムホールかで、4通りの組み合わせが考えられます。


FIXEをボトムホールに接続した場合。
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FIXEをトップホールに接続した場合。
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MINIをボトムホールに接続した場合。
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MINIをトップホールに接続した場合。
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ハンドアッセンダーをロングカウズテイルの長さいっぱいまで押し上げて立ち上がる場合について考える。

プーリーをハンドアッセンダーのトップホールに接続した場合は、ハンドル部分が体に近づくので立ち上がる際にハンドルが握りやすく、立ち上がりやすい。

しかしリビレイ通過などでハンドアッセンダーをロープから取り外す必要がある場合は、トップホールのカラビナを外さないとアッセンダーが外れない。

したがってハンドアッセンダーの付け替えが煩雑になる。

プーリーをハンドアッセンダーのボトムホールに接続した場合は、ハンドル部分が体から離れてしまうので、立ち上がる際にハンドルに手が届きにくく、立ち上がりにくい。

が、ハンドアッセンダーの付け替えは普段のSRTと同様に行うことができる。

システムの選択は、
リビレイがあるかどうか?
要救助者が重くて、立ち上がる際にしっかりと立ち上がる必要があるかどうか?
などが主な条件となるとなります。
2015/11/20 14:29 Update
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